ハートキャッチプリキュア! 第38話「プリキュア、スーパーシルエットに変身ですっ!」を見ました。
先週放映された37話とは前後編の構成になっていて、プリキュア4人が
試練を乗り越えてパワーアップするという展開になっています。

パワーアップは以前に放映された第32話「イケメンさんと対決?そんなの聞いてないです〜!!」でも
行われていますが、今回はそれを更に超えるパワーアップが必要だからということで
実施された試練です。砂漠の王デューンがデザートデビルを送り込んで来ると
言ってきたのでそれに対抗する力をつけておくためです。


第37話からの流れを見ていて何となく違和感がありました(第32話の時も違和感が
ありましたが、それは「なんで先代と戦わないといけないのか」というもので
今回の違和感とは別種です)。
この違和感はなんだろうと思っていましたが、第38話の後半でマリンが言う
「パワーアップしたはずなのに!」
というセリフを聞いて、何となく納得しました。


このセリフに至るまでの状況を簡単に説明すると、

デザートデビルが来るという予告があったのでプリキュアたちは試練を受け、
マリン・サンシャイン・ムーンライトの三人はパワーアップを終える(第37話はここまで)。
しかし、キュアブロッサムがまだ試練に合格していない段階で
デザートデビルが現れたので、マリンたちは三人でデザートデビルを迎え撃つことにした。

という状況です。デザートデビルが強くてなかなか倒せないのでマリンが言うのが、
「パワーアップしたはずなのに!」というセリフです。

この「パワーアップしたはずなのに」というセリフは今までのプリキュアの
パワーアップ時には言えなかったセリフだと思います。
これまでのパワーアップは多くの場合、

1.何かとても追い詰められた状態になる。
2.プリキュアやマスコットたち関係者一同がとにかく頑張る。
3.火事場の馬鹿力的に奇跡が起きてパワーアップする。

という経過をたどっています。パワーアップを起こすポイントは2番の
「とにかく頑張る」のところで、その時に発揮される諦めない心や絆の力が
パワーアップの原動力になります。
強い心や絆が先にあって、パワーアップはそれに引きずられて結果的に出てくるものです。

こうした状況では、パワーアップ後の戦闘場面で「パワーアップしたはずなのに」という
セリフは飛び出しにくいです。何しろパワーアップ時点でプリキュアの気持ちは
最高潮に高まっているので、「何がなんでもやってやる!」という状態になっていますから。
普段とは気合が違います。

一方、ハートキャッチの場合はお祖母ちゃんが元プリキュアという設定もあって、
パワーアップは卒なくこなせる感があります。
本人たちは試練を乗り越えるため大変ですが、パワーアップのための仕組みが
準備されていてそれを利用できるという時点で手探りで進まなければいけなかった
これまでとは大きく違います。
ハートキャッチにおいてパワーアップは、これまでのプリキュアたちも済ませてきた
既定路線です。先輩の存在は心強いものです。

しかし、ハートキャッチでのプリキュアの先輩たちはデューンとの決着を
つけられなかった先輩たちでもあります。ブロッサムたち4人は何らかの形で
決着をつけるのでしょうから(多分)、その時には先輩たちが進めなかった道に
進んでいかなければなりません。


その時、これまでのプリキュアのように訳もわからないままに火事場の馬鹿力を
発揮することになるのかどうか。
……馬鹿力展開が好きな私としては期待したいところですが、さて、どうなんでしょう。

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