プリキュアにおいて手を繋ぐことは重要な意味があります。
だからこそ、S☆Sの本編ラストシーンが咲と舞の手を繋ぐシーンで終わっているのでしょう。

さて、そうなってみるとS☆Sにおけるもう一組、満と薫についてもその手を繋ぐシーンが
重要な意味を持っていると、そう考えられます。


(1)満と薫の間での手繋ぎ
まず、満と薫二人の間での手繋ぎ。いつも一緒にいる二人ですが、そう多くありません。
手繋ぎが初めに登場するのは第23話、アクダイカーンから咲と舞を庇うシーンです。
この時二人は黄白色の光を放ちながら胸のペンダントを握り、互いに手を繋いでいます。
そして咲と舞を逃がした後、アクダイカーンの攻撃により悲鳴を上げて消えていきます。

次に登場するのは第42話、ダークフォールの湖底から復活する時です。
まず二人の意識が戻り、身体を動かそうとし、咲、舞の繋いだ手がアップになった直後に
二人が手を繋ぐシーンが描かれます。この時は咲、舞の声が届いたことで二人は目覚めたのですが、
声だけでなく互いに手を繋ぐという行動も咲、舞から受け取っています。
手を繋いだ直後、フィーリア王女達によって送られた命の力により二人は渦を巻き上げながら復活します。

最後に登場するのは第48話、ゴーヤーンに太陽の泉を奪われたことにより変身の解けた
咲、舞をゴーヤーンから庇うシーンです。
この時は「力を使い果たせば消えてしまう」ことをゴーヤーンに指摘されながらも
バリヤーを張り続け、「薫!」という満の呼びかけに薫が頷くシーンの直後、二人の身体が
再び黄白色に発光します。
ゴーヤーンの力から脱出するとき、二人はしっかりと手を握っています。

このように満と薫が手を繋ぐ時は、アクダイカーンやゴーヤーンの力を一時的にせよ
乗り越えるほどの力を発揮できる状態になれることが見て取れます。

(2)咲、舞との手繋ぎ
咲、舞の二人も変身シーンや最終シーンで互いに手を繋ぎますが、ここでは咲、舞と
満、薫の手繋ぎを見ていきます。

普通に四人が手を繋ぐシーンは第46話、キャラフェを取り返しに四人でダークフォールに
向うシーン、第48話、花鳥風月それぞれの力を得た咲舞満薫が現れるシーンに見られます。
これは咲、舞二人のプリキュアの手繋ぎを四人に延長したものでしょう。

手繋ぎというとやや違和感がありますが、この四人には手を重ねるという描写も
重要な場面で描かれています。
初めは第23話、咲、舞と満、薫が和解し四人で手を重ねて空を眺めるシーンです。
この場面は薫が満を止めるときに満の腕を掴み、手を重ねた後に咲、舞が更に
手を重ねるという描写がなされています。
これは「私たちはずっと二人きり」と言っていた満と薫が咲と舞、そして二人の住む緑の
郷に取り込まれたことを示しているのでしょう。

この四人で手を重ねる姿は、第42話で復活した満と薫を咲、舞が迎えるシーンで再び繰り返されます。


(3)その他の人との手繋ぎ
他の人と手を繋いでいたっけ? とついつい思ってしまいますが、手繋ぎとは少し違う形で
ゴーヤーンとは一応触れ合っています。

第23話でダークフォールに引きずり込まれるシーンでは、ゴーヤーンが二人の手を掴むという
描写があります。ここから更に、満と薫の手に咲、舞が飛びつき止めようとするという
描写がなされます。この時満と薫が「咲!」「舞!」と助けを求めているのが印象的です。
その前に四人で手を重ねるという場面があったからこそ、満と薫はこの時手を伸ばすことが
できたのでしょう。

話はずれますがゴーヤーンの強奪能力は大変高く、この満薫の場面に始まり、
フラッピとチョッピ、キャラフェなど目をつけたものを奪うのには基本的に
成功しています。
彼が失敗したのは最終話、咲と舞を道連れにしようとした時だけです。
この時は23話とは逆に、連れて行かれそうになる咲と舞を満と薫が繋ぎ止めるという
形でした。踏ん張ることができたのは、23話と比べ四人の気持ちがそれだけ
大きくなっていたと言うことなのでしょう。


と、このように満、薫の手繋ぎのシーンはS☆Sの中でもかなりの重要シーンに
登場してくるのですが、ここまで読んでいて「何か忘れているのでは?」と
思った人も多いはずです。

薫に関しては誰よりも早く、みのりが抱きついたり手を繋いだりしているのですよね。
ことここに至ると、やはり「みのり、恐ろしい子……」と呟かざるを得ません。

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