今回はまず結論から書いてみよう。

「ミズ・シタターレとキントレスキーのコンビはプリキュアになり得る存在だった」

これである。
Splash☆Starにおいて咲と舞のプリキュアコンビはずっとアクダイカーンによって
産み出されたダークフォールの幹部達と戦っているのだが、
6組7人の幹部はその特徴から大きく2つに分けることができる。

第1集団はカレハーン、モエルンバ、ドロドロンの3人。
第2集団は満と薫、ミズ・シタターレ、キントレスキーの4人である。

この2つの集団は緑の郷への関わり方という点において大きく異なっている。
満と薫は特例にしても、ミズ・シタターレもキントレスキーもかき氷の販売、石の蹴り方の指導
といった点に関して極めて積極的に――嬉々とさえして――緑の郷の連中(by 満)と
関わっていたのである。

さて、咲と舞の特徴として「自分達の周りの世界、人々と繋がっていく」という点が挙げられる。
満と薫が「二人きり」の世界の中に閉じて行くコンビであったのに対して
咲と舞は二人を含む大きな世界へと広がっていくコンビである、とこれは
先に満と薫の考察の中に書いた。
ミズ・シタターレとキントレスキーは初期の満と薫よりもずっと緑の郷に溶け込んでいた。

更に、登場時の彼らは己の力のみを信じ、どこか過信すらしていて結局プリキュアに倒される
ことになったのであるが、復活後はどうだろうか。
第45話「ケーキと和也とクリスマス!」の中で二人は「あんた惚れたね!?」「アンタガスキー!」と
愛を確認して(?)倒れることになるのであるが、これはどういうことなのか。

注目したいのは満と薫にゴーヤーンマークを破られた後の二人が協力して
プリキュアの技を破ろうとしていたこと、そしてキントレスキーが
「お前も中々のつわものだ」と、ミズ・シタターレの力を認める発言をしていることである。
この台詞にほだされて(?)、ミズ・シタターレもキントレスキーの美学を受け入れることになる。
この時彼らは、互いの存在を受け入れ評価しあっていたのである。

咲と舞の強さが「二人が心を通わせること」、「広い世界に繋がっていくこと」
に由来しているとするなら、
キントレスキーとミズ・シタターレもこの両条件を満たしていく可能性があったと考えられる。

すなわち、ミズ・シタターレとキントレスキーはプリキュアになりきれなかった存在である。
コンビ結成後すぐに倒されてしまったものの、もう少し時間をかければ
彼らが「パーフェクトなコンビ」になって更に強くなる可能性もあった。


ここで気になってくるのは、幹部達に「協力せよ」と命じていたアクダイカーン様である。
協力すれば強くなる、それは確かなのだがプリキュアと同じパワーアップ法でいいのか。
そもそも滅びのキングなのに満と薫の「産みの親」であるアクダイカーン様は矛盾してはいないか。

この辺が年明け以降の展開に絡んでくるような気もするのである。



闇の力のしもべなのに「もっと光を!」と言っていたレギーネさんの例もあるので、
単なる深読みのしすぎかもしれないのですけどね。



なお、アクダイカーン一家については自己満喫。のひでさんがもっと簡潔に
現段階での伏線と思われる点を指摘されています(第45話レビュー内)。
ご一読を。

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